沖縄のおばあ、おじいに流れるリズムと思い出。
歳を重ねてボケてきたり、認知症になったりすると、今自分が何をしているのか、
どこにいるのかもわからなくなったりします。
大半は耳も遠いです。
ですので、機能訓練をする際にも意識があるのかないのか、不明なかたもいらっしゃいます。
機能訓練というのは、体を動かしてストレッチをしたり、お箸で豆を移動させたり、
算数や漢字などのドリルをしたり、脳や体の機能を維持したり向上するために行うものです。
でいごでは全く介護が必要のない方もある方も、本当に様々なおじい、おばあがいらっしゃいます。
当然、介護度や機能訓練には個人差がありますが、
多くのおじいおばあが忘れないことがあります。
それが「カチャーシー」です!!
カラオケで唄える人は限られてきますが、例えうたを唄うことは出来なくても、
みなさん知っている曲が流れると自然と手が上がり、踊り出す。
沖縄で生まれ育った「おじい、おばあ」ならではですねー^_^
普段全く話しをしない人が急にカチャーシーを踊りだしたら、スタッフも驚き感動します。
でいごではそうした感動をほんの少し深読みしてみました。
結果、物がありふれた現代と違い、何もなかった戦前戦後の時代を過ごすなかで、
県民にとってとても大切なことだったのではないか。
辛い時はみんなでうたってカチャーシーをして気分をあげて、
楽しいときは、より楽しくめでたくみんなでカチャーシーをする。
カチャーシーはおじいおばあにとって、生きていく上でご飯や家族の次に必要なもの、、
それは言い過ぎでしょうか。笑
私達、次世代の人達がおじいおばあになった時、沖縄民謡が流れたらカチャーシーを踊っているのか、
楽しみですね^_^